小児看護学
小児看護学では、子供に対する看護を学びます。子供というのは良くも悪くも「何も知らない」という状態です。
そのため、それまでの行動が良いものなのか悪いものなのかという判断もすることが出来ません。そして、子供は楽しいことが好きです。楽しいことのためなら多少の痛みや辛さというものは我慢するという強さを兼ね備えています。
大人なら痛みや辛さの方が楽しさという「好奇心」に勝ることはほとんどありませんが、子供の場合はそれらを我慢してしまうために、小児看護学では、「子供のSOS」を見つけることが大切です。
子供の健康や成長を発達させた上で、苦痛が緩和されることも考えなければなりません。
小児看護学では、「小児看護学各論」「小児看護実習」を主な教科となっています。小児看護学各論というのは、主に座学となりますが、対象である子供のことについての学習となります。
次に、小児看護学実習では、実際に病院や保育園での実習がメインとなっていて、通常2~3週間の実習期間となります。これらの実習が1回だけではなく何回か繰り返されるのが小児看護学実習となっています。
また、子供が慢性的な疾患を持っている場合には家族との接し方なども学び実践していかなければなりません。疾患を持っていることで子供自体がストレスを感じてしまうことももちろんですが、周りの家族もストレスを感じてしまうことが多く、それらが原因で家族の絆が崩壊してしまうこともあります。
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