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疾病の成り立ちと回復の促進

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看護師資格を受験する際の科目として「疾病の成り立ちと回復の促進」という分野が出題されますが、過去の出題傾向から考えてみても、8%~10%という数字を出しています。

この分野の特徴としては、病気のときの生体状態や、臓器や組織の形や変化などの知識があるかどうかということを見ています。「原因が分かれば対策が打てる」というのが病理学の基本となっているので、原因を知るのは病理学、対策を知るのは治療学という分野になります。また、治療の際に薬を用いるのなら薬理学についての知識が必要となり、これらの分野に関しては、幅広い知識が必要になります。また、感染症もこの分野で出題されるので、微生物学についての知識が求められるのも特徴です。

近年の試験では、健康的な状態と病気のときの生体の状態を見比べて、「異常な状態を判断できるかどうか」という部分に関しての問題が増加傾向にありますので、そのあたりは重点的に学習するといいでしょう。

病気の診断を下すのも判断を下すのも看護師ではなく医師の仕事となりますが、患者と一番長い時間接するのは看護師の仕事となります。看護師がいち早く病状を確認することが出来ればそれを医師に伝えることが出来るので、資格試験の際にも重点をおくのも理解できます。

この分野の問題は全て選択式となっているので、確実で正確な知識ということは求められませんが、状況的な判断が求められることもありますので、似たような症例と混同しないように注意してください。

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