精神看護学
精神看護学というのは、大きく変化している看護学の一つです。近年では鬱病や躁病で社会生活が出来なくなってしまう方も多くなっていて、精神看護学の見直しがされています。
精神看護学の主な分野としては精神疾患をわずらっている患者に対してのカウンセリングということもありますが、精神病患者と、その家族との橋渡しをすることも主な役目となっています。
心の病というものは、レントゲンや触診などでも判明することが出来ないので、患者と心を通わせないと分かることができません。そして、そんな病気を持っている人たちの心の健康を取り戻すように看護することが精神看護学の目的となります。
また、看護をする上で患者との意思の疎通というものは必要不可欠となりますので、信頼関係を学ぶ上でも精神看護学というのは必要な学習となります。
精神看護学では、「精神看護学概論」「精神看護方法論」「精神看護演習」「精神看護学実習」の4つが主な教科となりますが、実習では実際に精神に障害を持つ患者を対象にした実習となります。ただし、期間が短いために心を通わすことが出来ずに挫折してしまう方も多く、そのために、他の教科とは違い多くの時間が割かれていることも特徴となっています。
前述しましたが、精神看護学というのは、「精神病に掛かってしまった方の健康を取り戻すこと」が目的です。そのためには何が出来るか、どうすればいいのかということを学ぶのが精神看護学になります。人間の心のあり方とか、脳の解明などは未だに全てを解明できていませんが、心理学や精神医学の面からアプローチをするということもあるようです。
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