ホーム > 看護師からのキャリアアップ > 救急救命士

救急救命士

救急救命士 画像

救急救命士というのは、簡単に言うと「救急車の中に乗っている人」です。現在、救急救命士が働けるのは「消防署」しかないために、救急救命士というのは公務員となります。

救急救命士になるためには、高校を卒業後に救急救命士養成所で2年以上の教育課程を修了しないと、救急救命士の資格を受験することができません。

救急救命士国家試験の受験者や合格率としては、近年では2500人近い人数が受験して、合格率は85%程度となっています。しかし、救急救命士の国家資格だけでは就職することが難しく、消防署への就職が必要なので、公務員試験に合格する必要があります。

仕事内容としては、基本的に24時間勤務となり、勤務日の翌日が休日となることも多く、シフト制になっているところが多いです。しかし、都市部の救急救命士は食事の時間も無いぐらいに忙しいことが多く、救急救命士の人数が足りていないということもこのことから分かります。

救急救命士の平均的な年収は約700万円となっていて、消防署に勤務するなら公務員となりますので、様々な手当ても出る上に、よっぽどのことが無い限りリストラにあうこともないので、安定した職業ともいえます。

しかし、労働環境に関しては過酷なことも多く、過酷な勤務体系が我慢できずに退職する方も多いです。

救急救命士というのは、「医師」ではないので、「医療行為」ということは出来ません。救命処置というのは出来ますが、医師の指示が無い限り自分で患者の治療をすることも出来ないのです。そのために、近年では頻繁にある「病院のたらいまわし」には憤りを感じている救急救命士も少なくありません。


救急救命士 同一カテゴリの記事

「救急救命士」と同じカテゴリ「看護師からのキャリアアップ」に属するページとなります。