看護師国家試験について
看護師の国家資格については、短大や大学、専門学校などの教育機関でも詳しく学習する内容になりますが、試験科目については以下の10科目になります。
・人体の構造と機能
・疾病の成り立ちと回復の促進
・社会保障制度と生活者の健康
・基礎看護学
・在宅看護論
・成人看護学
・老年看護学
・小児看護学
・母性看護学
・精神看護学
この試験科目を3年間ないし4年間勉強し、さらにこれらの知識のほかにも、一般常識や対応力などを見るための試験が「看護師国家試験」となっています。
看護師国家試験の試験内容としては、午前と午後の2部に分かれていて、午前は165分、午後は150分の試験となります。出題形式は全て四択のマークシートとなっていて、問題数に関しては、
午前の部では、
・客観式必修問題「30問」
・客観式一般問題「120問」
となっています。
午後の部では、
・客観式一般問題「30問」
・客観式状況設定問題「60問」
となっていて、合格基準としては、必修問題が8割以上、一般問題+状況設定問題が約75%以上の点数で合格となります。年度によって合格基準も微妙に変わりますので、この点数以上を目指して合格ラインを持っていく必要があります。
毎年5万人近くの合格者を出していて、合格率も90%前後となっている国家資格になります。3年制と4年制を比べてみると、4年制の受験者の方が合格率が高くなっているのがポイントです。勉強や実戦を踏まえて学習できるので、その経験の違いがそのまま合格率に反映されているようです。
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